介護疲れで限界にならないための対処法

私自身も父の介護をしておりますが、介護を続けていると、体力よりも心や脳の疲れが限界に近づいていると感じることが多くあります。

特に家族の介護は、要介護度を表す数字の大きい小さいに関わらず、「責任」「罪悪感」「終わりの見えない焦燥感や不安」が重なり、知らず知らずのうちに介護者自身が疲弊しすぎてしまうことも多々あります。

しかし、介護者が疲弊しすぎてしまっては本末転倒です。
介護者が疲れ切ってしまわないためには、どうしたら良いのでしょうか。

私自身の介護生活の経験も含めて、参考にしていただけたらと思います。

「全部自分でやらない」と考える

これは、家族だからといってすべてを背負う必要はないからです。

介護は本来、「社会全体で支え合うもの」です。

・介護サービス
・地域
・医療機関
・行政

こうした支援の助けも必要です。

真面目な人ほど

「自分がやらなければ」
「家族だから当然」

と思い込み、抱え込んでしまう傾向があります。

大切なのは、
「全部を一人ではできない」と認めることです。

これは逃げではありません。

介護は、「頑張れば良い」というものではありません。

先の見えない介護を長く続けるための、大切な判断です。

休むことも「必要な仕事」と考える

介護をしている人ほど、
「休み=悪」と考えてしまいがちです。

自分だけが楽をしているように感じてしまうこともあります。

ですが、介護は休まないと続かないものです。

前回のブログでもお話ししましたが、

・数分でも目を閉じる
・深呼吸をする
・外に出る
・温かい飲み物を飲む

こうした小さな休憩でも、
脳疲労を回復させる効果があります。

感情をため込まない

これは、家族介護をしていると何度も直面することです。

「イライラ」
「怒り」
「悲しみ」
「無力感」

など、本当に言葉では言い尽くせないほど
さまざまな感情が出てきます。

「家族だから優しくしないと」
「こんな感情を持つのはダメ」

と抑え込むことで、心の負担がどんどん大きくなってしまいます。

ではどうすれば良いのでしょうか。

・誰かに話す(相談する)
・ノートに書く

など、気持ちを外に吐き出すことで心が整理されます。

これは、とても大切なケアです。

私自身は、担当のケアマネジャーや通所リハビリ・訪問リハビリの担当者、病院の医師などに相談をしています。

抱え込んでいる気持ちを吐き出すことで、アドバイスをもらえたり、介護の参考になることも多くあります。

自分の時間を少しでも作る(守る)

介護が生活のすべてになってしまうと、心の余裕はなくなってしまいます。
少しでも、自分の好きなことやリラックスする時間は必要です。

・散歩
・音楽
・お風呂
・趣味

短い時間でも、心の回復につながります。

「限界のサイン」を知っておくこと

介護者が限界に近づくと、次のような変化が出ることがあります。

・眠れない
・食欲がない
・何もしたくなくなる
・すぐ涙が出る
・イライラが止まらない
・頭がぼーっとする

これは、「心」と「脳の疲れ」の限界のサインです。

すべてに当てはまらなくても、
「1つ、2つ当てはまるかもしれない」と思ったら

・休む
・誰かに相談する
・支援を受ける

など、SOSを発信して助けを求めることも大切です。

介護をされている人は、とても真面目で、責任感が強く、優しい人が多いです。
それゆえ、自分のことを後回しにしてしまいがちです。

ですが、介護者が倒れてしまうと介護は続けることができません。

まず守るべきなのは、介護する人の心と体なのです。

次回は
「脳疲労で甘いものを欲するのはなぜ?」
についてお話ししたいと思います。

投稿者プロフィール

鈴木 真理子
鈴木 真理子
お客様自身に身体の状態を知って頂き、痛み・不調の原因となっている箇所・生活習慣の改善、運動不足の解消等について、お客様が日常生活に取り入れながら改善できる事を提案。
ご自分の身体の状態を知っていただき、症状が悪化する前に予防できる対策ができる場としての「メンテナンスサロン」を目指しています。