介護疲れの人に起きる脳疲労のサイン

~体よりも脳が先に限界を迎える~

介護は体力だけではなく、精神的な負担がとても大きいものです。

・相手の状態を常に気にする
・何度も同じ説明をする
・突然のトラブルや先が見えない不安

このような状態が長く続くと、体よりも先に「脳」が疲れ、「脳疲労」が起きてしまいます。

ここまでは、前回のブログでもお話しさせていただきました。
では、脳疲労が強くなると、体にはどんなサインが現れるのでしょうか?

無性に甘いものが食べたくなる

脳はブドウ糖(糖)をエネルギー源として働いています。

そのため、脳が疲れると「エネルギーが足りない!」と感じて、体は

・チョコレート
・お菓子
・甘い飲み物

などを欲しやすくなります。

これは、脳が疲労を回復しようとしているサインの一つです。

目の奥が重い・目がかすむ

介護をしている人は、相手の様子を常に見ています。
表情や行動にも気を配ります。

夜間の見守りなどで、目と脳をずっと使っています。

目は脳と直結しているため、脳が疲れると

・目の奥が重い
・目がかすむ
・ピントが合いにくい

など、目の疲れが起きやすくなります。

何もしていないのに疲れる

「今日はそんなに動いていないのに疲れている」この状態は、脳疲労の典型的なサインです。

介護では

・気を張る
・気を使う
・先を考える

といった精神的な負担(メンタル疲労)が多く、体よりも脳が先に疲れてしまうのです。

イライラしやすくなる

脳疲労がたまると、感情をコントロールする脳の働きが弱くなります。

そのため、いつもなら気にならないような小さなことでイライラしてしまいます。

気持ちの余裕がなくなっている状態になりやすいとも言えます。
これは、その人の性格だけではなく、脳の疲れが原因の場合も多いのです。

物忘れが増える

脳が疲れると、記憶を整理する力が低下します。

そのため

・さっき言ったことを忘れる
・同じことを何度も確認する

といったことが増えてきます。

眠っても疲れが取れない

脳疲労が続くと、自律神経が乱れやすくなります。

すると

・寝つきが悪い
・夜中に目が覚める
・朝から疲れている

など、睡眠の質が低下してしまいます。

頭皮が硬くなる

脳疲労がある人ほど、頭皮が硬くなりやすい傾向があります。

「なぜ?」と思われるかもしれませんが、

・ストレス
・血流の低下
・筋肉の緊張

などが関係しています。

頭皮が硬くなると、美容面にも影響が現れます。

・目の下のクマ
・顔のくすみやたるみ
・顔のシワ
・抜け毛や薄毛

などの症状が現れることがあります。

介護疲れでは、「体」を休ませることも必要ですが、「脳」を休ませることがとても重要です。

なぜなら、介護疲れは
脳疲労から起こることが多いからです。

私たち人間が目から得る情報は、80%〜90%とも言われています。

目からの情報を多く処理している介護では、体力よりも脳疲労が大きくなりやすいのです。

そのため

・目を休める
・深呼吸をする
・短時間でもリラックスする
・頭皮をほぐす

など、脳を休ませる時間を作ることがとても大切になります。

職場であれば、仕事としてある程度割り切れることもありますが、家族介護の場合は、複雑で繊細な部分もあります。

次回は、

介護疲れで疲れ果ててしまわないために、限界にならないための対処法についてお話ししたいと思います。

投稿者プロフィール

鈴木 真理子
鈴木 真理子
お客様自身に身体の状態を知って頂き、痛み・不調の原因となっている箇所・生活習慣の改善、運動不足の解消等について、お客様が日常生活に取り入れながら改善できる事を提案。
ご自分の身体の状態を知っていただき、症状が悪化する前に予防できる対策ができる場としての「メンテナンスサロン」を目指しています。
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